食事の量を変えていないのに体重が増えてしまった、という場合は、日頃のストレスが原因かもしれません。仕事や人間関係のトラブルなどでストレスが溜まると、コルチゾールというホルモンが分泌されます。コルチゾールは、腎臓の上部に付いている小さな器官・副腎から分泌されるホルモンで、脳にエネルギーを供給する働きがあります。私たちが慢性的なストレスを感じると、このコルチゾールが反応し、より多くのエネルギーを脳に運ぼうとします。脳の唯一のエネルギー源は、ブドウ糖という糖質です。コルチゾールは筋肉を分解してブドウ糖に変え、エネルギーとして脳に供給しようとします。しかし、全てのブドウ糖が脳に供給されるわけではないので、余ったブドウ糖は脂肪に変わり蓄積されてしまいます。そうなると、太りやすい体になってしまうのです。コルチゾールは別名「抗ストレスホルモン」と呼ばれ、ストレスに対処しようとエネルギーを作っているだけなのですが、余分なエネルギーが体に溜まることにより体重の増加を招いてしまいます。この状態が悪化すると、脳が萎縮してうつ病になってしまう可能性があるので、なるべくストレスの多い環境に身を置かないことが大切なのです。