9月1日は防災の日で、「国民が津波や地震の被害について考え、対処する心構えを準備する日」とされています。

皆さんは津波や地震などの災害に対して、普段からどのような心の備えをしていますか?

災害で家族と離れ離れになり、二度と会えない状態になってしまったら・・・考えたくない未来ですが、そんな状況になって心に深い傷を負った時、どうやって心のケアを行えば良いのでしょう。

東日本大震災や熊本地震で被災し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症した方は多いと言われています。

PTSDは、肉体的あるいは精神的に恐ろしい体験をすると、それがきっかけで発症してしまう心の病です。

例えば、天災や戦争、事故、ドメスティックバイオレンス(同居している配偶者や内縁関係の人から受ける肉体的な暴力)、パワーハラスメント(会社の上司など、同じ職場の上の立場の人からの嫌がらせ)、モラルハラスメント(言葉や態度による、他人から受ける精神的な暴力)、レイプなどが挙げられます。

PTSDの症状は様々で、恐ろしい体験を急に思い出したり、不眠や不安状態が続いたり、どんなことにも過敏に反応してしまったりします。このような症状が1か月以上続いた場合、PTSDと診断されます。

恐ろしい体験をしたからといって、必ず全員がPTSDになるわけではありませんが、同じ被害を受けても女性の方がPTSDを発症しやすいと言われています。

実際に、

「震災後眠れない日々がずっと続き、突然動悸がしたり、死んだ家族の声が聞こえるようになった」

「震災を経験してからめまいや吐き気が頻繁に起きるようになり、このまま死んでしまうんじゃないかと不安感に襲われるようになった」

「震災から2年ほど経って、気分転換に旅行した時、旅行先で急に震災の記憶がフラッシュバックして倒れかけた」

といったPTSDの症状に苦しんでいる方も多くいます。

辛い経験をしても時間が癒してくれる、という言葉をよく聞きますが、全てがそうだとは限りません。

そんな時は一人で抱え込まず、必ず誰かに相談しましょう。身近に中々話せる人がいないのなら、カウンセラーに相談することをお勧めします。

カウンセリングを受けることにより、自分の気持ちを受け入れてもらえます。

また、相談内容を頭の中で整理することができるので、今まで一人で抱えていた時には気付かなかったことに気づくことができるでしょう。

心の専門家に話を聞いてもらえば、きっと辛い気持ちも軽くなっていくはずです。